機能美を追求!理想のPCデスクをDIY!【オスモカラー塗装編】

前回の準備編の続き。

今回は天板の塗装編です。

準備編をご覧になってない方は先にそちらを見ていただけると嬉しいです。

機能美を追求!理想のPCデスクをDIY!【準備編】

オスモカラーにした理由。

まず、なぜオスモカラーにしたか。

理由は撥水性・耐水性に優れているから。

DIYによく使われる塗料といえば、ワトコオイルやブライワックス。

僕も最初に思い浮かんだのはコレ。

しかし、これらは耐水性が弱く、水拭きすると色が落ちる可能性があるらしい。

お行儀が悪いですが、僕はしばしばPCデスクで飲み食いする。もちろんそれ意外でも汚れるだろうから水拭きできないと困っちゃう。

だがら、オスモカラーを選びました。

あと、塗膜を作らず木材に染み込むタイプなので、木材がもつ湿度調整機能を損なわないのも特徴。

今回はできるだけナラの色味をそのままにしたいと思ったのでクリアー塗装に。

ですが、もちろんオスモカラーにもデメリットはあります。

一缶あたりの値段が高いです。
0.75Lで約5000円しました。2種類+コテ合わせて12000円ほど…(Amazonで購入)

大事に管理しよう。

道具

塗装するにあたって用意したもの。

サンドペーパー 240番

もっと番手の大きいものを使えば、表面はツルツルしますが、塗料が染み込まなくなる可能性があります。
その逆に番手が小さすぎると吸い込みすぎてしまうので注意。

コテバケ

刷毛でも良いですが、塗布範囲が広く、ムラができそうなのでコテバケを用意しました。
オスモカラー純正だと高いのでAmazonでヒットしたものを購入。
毛抜けしないか確認しておきましょう。

手袋

オイルで手がベタベタになるので手袋はしましょう。
オスモカラーは自然発火の可能性があるので塗料を吸い込まない使い捨てビニール(ゴム)手袋がオススメです。

ウエス

使いませんでしたが、塗りすぎた時の拭き取り用に用意しとくと○

割り箸

塗料かき混ぜ用&コテバケに塗料を塗る用
コテバケがでか過ぎて塗料缶から直接付けられなかったので、割り箸についた塗料をちょんちょんとコテバケに付けるようにしました。
結果、正解。
塗料つけすぎることがないので良かったです。

1101 オスモカラー エキストラクリアー

粘度は弱く、ビシャビシャです。勢いよくかき混ぜるとあたり一面に飛ぶので取扱注意。

配送で凹んでました。中身飛び出て無くてよかった。

3101 オスモカラー ノーマルクリアー3分つや

エキストラクリアーの上から塗ることで撥水性UPを図る。
つや消しにしたい場合は、代わりに3062 フロアクリアーつや消しを使います。

試し塗り

さっそく塗るぞ!と言いたい所ですが、
天板一枚に数万かかっているので、塗装で失敗したくありません。

なのでマルトクショップで購入したサンプルを使ってオスモカラーの試し塗りをします。

塗り方はコチラを参考に。

  1. 240番の紙やすりでサンディング
  2. 木くずの除去
  3. オスモカラーエキストラクリアーの塗布
  4. 12時間以上乾燥させる
  5. オスモカラーノーマルクリアー3分つやの塗布
  6. 12時間以上乾燥させる
  7. 完成!

試し塗りビフォーアフター

ビフォーが表面でアフターが裏面なので柄の違いがありますが、ご容赦ください。

全ての木材で色がちょっぴり濃くなりました。いわゆる濡れ色という感じ。

エキストラクリアーからノーマルクリアーを重ね塗りしても、色の変化はほぼありませんでした。

ゴムなどの白っぽく薄い色の木は若干黄色く見えます。

ナラ無垢材・タモ無垢材

ビフォー

無塗装
左:ナラ無垢材 右:タモ無垢材

アフター

左:ナラ無垢材 右:タモ無垢材

ナラ集成材・タモ集成材

ビフォー

無塗装
左:ナラ集成材 右:タモ集成材

アフター

左:ナラ集成材 右:タモ集成材

ゴム集成材・アカシア集成材

無塗装
左:ゴム集成材 右:アカシア集成材

アフター

左:ナラ集成材 右:タモ集成材

撥水性テスト

エキストラクリアーのみの場合

撥水は充分するが、輪ジミができる。(画像が見にくくてすいません。)

ゴム集成材(オスモカラーエキストラクリアーのみ)
右:充分撥水している。 左:10分後拭き取り

さらノーマルクリアーを重ね塗りした場合

撥水性が増しているのが分かる。10分放置しても輪ジミなし。

輪ジミができる気がしない。安心感が違う!

ゴム集成材(オスモカラーノーマルクリアー重ね塗り)
右:充分撥水している。 左:10分後拭き取り

あと、意外にも、エキストラクリアーの時にできた輪ジミはほぼ目立たなくなりました。

試し塗りでわかったこと

木くずの除去は掃除機を使うこと。

徹底的に除去しようと思ってタオル地の濡れ雑巾で拭いたら、面がザラザラに。

布繊維に引っかかって木材の表面がめくり上がったんだと思う。
掃除機で吸って手で払うぐらいで良い。

かなり薄くぬらないとベタつき&ザラつきの原因になる。

木材の真ん中あたりは均一でキレイな塗装ができた。

しかし、端はコテが浮いてしまって厚塗りに。
結果、乾燥に時間が掛かりベタつく。また。乾燥しきってもザラザラとしてしまった。

薄く塗るコツは、コテの先端に少しだけ塗料をつけて、塗料がついてない下部分で伸ばすのこと。

これだけでも充分塗れる

擦るように伸ばして塗る感覚。この動画を参考にしました。

木材によってはオイルの吸い込み方が違うのでムラになる。

ゴム収集材でムラが顕著にあらわれている。

この部分は繊維の流れが面に対して垂直なため、塗料をよく吸い込んだのだろう。だから表面に塗料が残らなかったためだと推測できる。

コレばっかりはしょうがないかな。
木材独特の手触りが残ったと思って納得しよう。

本番!

これがオーダーカットしてもらった天板。

で、でけえ〜。ダイニングテーブルかよってぐらい大きい。
しかもかなり重い。ちょっとやりすぎたかも?

ま、まあデスクにした際の安定感は抜群でしょう。期待感が高まる。

試し塗りで得た情報を元にもう一度同じ手順で塗っていきます。

手順①
240番でサンディング。

マルトクショップのオプションで軽くヤスリがけしてもらってるが、一応自分でかけることにしました。

手順②
サンディングで出た木くずの除去。

掃除機で取り除いた後、素手で撫でるように掃除。

手順③
オスモカラー エキストラクリアーの塗布

うすーーーーく伸ばす。擦るように伸ばす。

手順④
12時間以上乾燥させる。
手順⑤
オスモカラー ノーマルクリアー3分ツヤの塗布

エキストラクリアーと違って色の変化がないので難しい。
つい塗料を付けがちなので注意。

手順⑥
また12時間以上乾燥させる。
手順⑦
完成!

作業日数 3日
実作業時間 1時間


木の手触り感を感じつつも、ちゃんとコーティングされているのが分かる。
撥水もバッチリ!

本当は塗料購入後につや消しにすればよかったと思いましたが、3分ツヤで良かったです。
ピカピカ光ること無く丁度よい反射加減。

でもやっぱり端っこは失敗しました。見た目わかりませんが、触れるとザラリとする。
難しい!

ですが、まあ許容範囲ということで・・・。

感想

実際に塗装してみて思ったことは、オスモカラーは難しい
コツは薄く塗ること・・・公式サイトにも書いてあるし、まったくもってその通りなのだが、結局作業者の感覚ですよね。

なので必ず試し塗りはするべき。
端材でもいいので同じ素材で練習しましょう。
試し塗りで感覚をつかめば、大きな失敗はしません。

手間はかかりますが、うまく塗布できればそれはそれは素晴らしい出来栄えになります。

あと、使用量はかなり少なかったです。大さじ数杯ぐらい?
一缶あたりの値段は高めですが、使用量を考えると、妥当な値段だと思いました。(全部使い切れるかは別として)

とりあえず、塗装で大失敗せず良かった。満足できる仕上がりになりました。
思ったより長くなったのでスタンディングデスク組み立て編は次回に続きます。